室外機の設置作業は、業務用エアコン取付け工事で最も手間がかかる工程です。オフィスや店舗などの空調を素早く快適な環境に整えられる性能を有しているため、サイズや重量が重く、必然的に複数人で運ばなければなりません。また交換作業用スペースと業務用エアコンの持ち出し搬出搬入路の確保に加えてドレン管や配管の長さに加えて、室外機の設置まで多くの工程をこなす必要があります。中でも室外機は馬力が大きくなるほどサイズも重量もますため、設置場所が限られます。
余裕のある立地条件であれば地上に設置されますが、都心部のような様々な商業施設やビルが軒を連ねるところだと、屋上に設置するのが一般的です。基本的に10馬力あたりで140~150kgとなっており、作業員4人でやっと持てるほどなので移動させるだけでも大変、特に階段のみでエレベーターがないと負担も増大します。業務用エアコンの交換を検討するときは、専門業者に現場を確認してもらっておくとよいでしょう。一般的に交換作業を依頼すると概算見積もりしてくれますが、工事完了後に追加料金が発生する可能性も高くなります。
特にドレン管が短かったり電源容量が足りなかったり、配管が短いと発生してしまうため概算見積もりだけで判断するのはよくありません。業務用エアコンの交換を検討しているなら、専門業者に依頼したさいに現場を確認してもらってから概算見積もりを出してもらうと安心ですし納得につながります。